42Tokyo

プールで溺れないように泳ぎ方を学んだ1ヶ月

palm

初めまして。
2025年3月に開催された42TokyoのPiscineに参加してみました。
現在は、合格通知を受け取り頑張ってコモンコアに取り組んでいます。
せっかくの機会ですので、最近全く更新していなかったブログに体験記録を書いていこうと思います。

自己紹介

  • 東京都在住の22歳女性(2025/05 時点)
  • 通信制大学4年生
  • プログラミング経験はインターンで swift を半年程度
  • 最近の趣味は読書

42Tokyo とは?

42Tokyo (フォーティーツー)とは、学費無料の合同会社DMM様がスポンサーのプログラミングスクールです。教師という存在がおらず、学生同士で教え合いプログラミングを学んでいきます(いわゆるピアラーニング)。校舎やシステムを支えてくれる 「STAFF」 と言われる存在がいます。なにか個人的な悩みや相談がある時に気軽に話しかけることができるので困った時は安心です。

Piscine とは?

42Tokyo の入学試験です。フランス語で「ピシン」と読みます。
その前にweb テストがありますが、何度でもやり直せるので怖がらず一回でも挑戦してみるのがおすすめです。
Piscine自体は現時点で2回まで参加できるようです。試験の期間は1ヶ月(4週間)です。仕事や学校と両立するのはオススメしません。コミット時間が受かるために一番重要な気がします。
期間は長くて辛いように見えますが「楽しい」と思える瞬間も多いです。体育祭のような青春が味わえます。

参加してみようと思ったキッカケ

42 Tokyo ができた当初から存在は認知しており、難しくて過酷な試験を乗り越えた人たちは憧れの的でした。42生の活躍を陰で見ていてずっと受けてみたいと思っていました。そんな時、インターン先の仲間が「42受けてみた」と言っていたので、ドキドキしながら体験談を聞いてみました。そこでPiscineに参加するためのWeb試験が何度も挑戦できるということを知り、ダメ元で挑戦してみることにしました。
あとは、独学に限界を感じていました。私は一人でもくもくと作業することは向いていなかったようです。校舎に行けば同じような目標を持つ仲間に囲まれて刺激になったり、知らない技術に触れたりとモチベーションの維持ができると考えました。

Piscineに備えて

Git の使い方さえ分かれば大丈夫だと思います(とりあえず add, commit, push だけでOK)。初心者にとってC言語の勉強は独学では難しいので、一番シンプルな文法のPythonでコードの書き方を勉強していきました。AtCoderのA・B問題がオススメです。あとは、簡単なLinuxのコマンドcd, pwd, ls はよく使いました)を扱えるとPiscineが楽になると思います。C言語のポインタは意外とやっていくうちに解ってきますが、文字列の扱い方が難しかったです。余力があれば勉強してみてください!

Piscine中の生活

コミット時間は、26日間で平均9時間で、体を壊さないように21時には帰るようにしてました。友達作りはコミュ症なので Discord のTimesを駆使しました。Timesで発信していると色んな人が話しかけてくれます。嬉しいです。レビューを通して仲良くなることもありました。
食事はほとんどが外食です。校舎の周りはオフィス街でなんでもあり、よくPiscine生と食べに行ってました。この時間はとても楽しかったです。

Piscineで得られたこと

  • 優秀な仲間との出会いとつながり

私は通信制の大学で一人で作業することが多く、センスもないので技術のキャッチアップが独学では難しい状態でした。Piscineや本科では優秀な学生やエンジニアが多く、会話をするだけで新しい発見や知識の定着ができます。初めて触れるカリキュラムなのに数年前から知っているかのような知識量を瞬時に備える学生がいてすごく刺激になります。もし、BH になっても勉強で困ったことがあったら相談できるかもしれません。

  • 最強の成功体験

「Piscineを泳ぎ切った」ということは、家族や友達にも自慢できて自分の自信もつく最強の成功体験です。合格したら更に自分を誇れます。私は色々あり自信がなくなっていたので、この体験をエネルギーにしてこれからまた頑張れそうです。

  • 無料で優れたカリキュラムに触れられる

合格・不合格に関わらず、Piscineで行うカリキュラムはかなり価値があると思います。このカリキュラムが無料なのは何か秘密組織の実験なのではないかと勘繰ってしまいます。実用的なコマンドからコンピュータを扱う上で求められそうなマイナーなアルゴリズムまで学ぶことができます。

プールに溺れない泳ぎ方ガイド

  • 友達を作る

私は、打たれ弱く飽きやすい性格です。そんな性格を持っていても話せる友達がいると毎日校舎にいきたいなと思えてきます。課題は毎日校舎に行くことと機械採点のルールさえ守ればある程度は終わらせることができる印象でした。私は、そこまで友達を作りませんでしたが一人でも気の合う友達がいると楽しいです。1週目に仲良くなった人と期間中話すことが多かったです。

  • 生成AIやGoogle先生に頼る

最近Goole先生の情報量が多くなってきたり生成AIが強くなっています。これらのパワーによって42Tokyoができた当初よりもPiscineに受かる難易度はかなり下がっているかと思います。自分の頭だけではわからない概念や用語を深く詳しく知りたい時などに便利でした。

  • Final Examが一番大事である

なぜ一番大事なのかは割愛しますが、Final Exam だけではこれまで学習したものをちゃんと理解していないとダメです。とても悔しい気持ちになると思います。

  • 楽しむこと

同期とPiscineができるのは、一生のうち一回だけです。本科では毎日来る人が色々な事情によりかなり限られてきます。全力でPiscineを楽しむことを心から強くオススメします。

Piscineに挑戦したい人へ

ニートで変わった人もいれば、高学歴のエリートまで様々な人がいます。多分8~7割がプログラミング初心者です。初心者向けではあるものの濃い学習ができるので大半が技術に強くなっていった印象です。結果、Piscineを受けた人の半分ほどは受かっていそうです。私みたいに自分を変えたい人やもっと高みを目指している人にオススメしたいです。脳みそもいずれ疲れてしまうからExamに向けて体調を崩さないように過ごすのが一番大事です。初手は慎重に張り切りすぎない方がいいと思います。

まとめ

Piscineの合格は、ずっと抱いていた夢だったので合格の通知を受け取った時はすごく嬉しかったです。誰でも受けることができるのでどんなバックグラウンドを持っていたとしても一度受けてみてほしいです。
エンジニアにならなくてもプログラミングに挑戦したという経験はとても素敵なことだと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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ABOUT ME
PALM
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東京通信大学 42Tokyo
22歳の学生です。 趣味は小説を読むことです。たまに技術の入門書も読みます。
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